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2026年10月更新

パイコインの価値はいくら? 価格がサイトで違って見える理由

PI価格の出どころ、2025〜2026年の値動き、出来高が極端に薄い市場の読み方、日本円に直すときの注意点を、日付つきの数字で整理しました。

Pi IOU として提供 · 2013年から運営 · 本人確認あり · 元本割れのリスクあり

PI / USD
PI

ポイント

  • Pi Coin(PI)はPi Networkのトークンです。価格は取引所で売り手と買い手が合意した値で、公式な固定価格はありません。
  • 2026年10月12日時点で、CoinGeckoとCoinMarketCapのPI価格は約0.082ドル。2025年2月の高値から約97%低い水準です。
  • 時価総額に比べて1日の出来高が非常に小さく、少数の大口注文で気配値が動きます。
  • 見ている数字が本物のPIなのかIOUなのか、実際にその値段で売買できる気配値なのかを必ず確認してください。

「パイコインの価格」とは何を指すのか

Pi Coin(PI)はPi Networkのネイティブトークンです。長年、スマホアプリのマイニングという形でコインの大半が配布され、取引所で扱えるようになったのはごく最近です。つまり、いま目にする価格は長い公開市場の積み重ねではなく、2025年2月20日にPiのOpen Networkが開き、KYB(事業者確認)を通過した事業者に向けてファイアウォールが外れたあとの、短い取引期間から生まれたものです。

「パイコインの価値はいくら?」と聞くとき、人は主に3つの異なるものを指しています。1つ目は取引所での直近の約定価格。2つ目はCoinGeckoやCoinMarketCapのようなトラッカーが複数の取引所から算出する平均価格。3つ目は、自分が実際に持っている分を売ったら受け取れる金額です。流動性の高い市場なら3つはほぼ一致しますが、薄い市場では大きく乖離します。PIは後者の市場です。

2026年10月12日時点で、CoinGeckoは約0.082ドル、時価総額は約9.2億ドルを表示し、CoinMarketCapもほぼ同じ数字でした。リアルタイムの相場は記事上部のウィジェットが最も新しい情報です。このページでは、その読み方を説明します。円やドルなど任意の金額に換算したいときは、Pi Coin変換ツールをお使いください。

トラッカーや取引所で数字が食い違う理由

同じ日に、CoinMarketCapではPIが71位、CoinGeckoでは85位でした。どちらも流通量は約112.4億PIと報告しています。この差は誤りではありません。どの取引所のデータを平均に入れるか、品質の低い出来高をどう除外するか、供給量をどう数えるかは、トラッカーごとに違うからです。2026年3月にPIを取り扱い始めたKrakenは、公式の上場案内のとおり、ユーロ、ドル、ポンドなどでPIの価格を表示するため、換算後の数字もまた変わります。

さらに大きな混乱のもとがIOUです。Open Networkの開始前、いくつかのプラットフォームは「Pi IOU」を販売していました。コインそのものではなく、将来のコインを受け取る約束です。CoinMarketCapは今も別ページ「Pi [IOU]」を用意し、一部の取引所の価格はIOUを反映したもので、取引所間で移せない可能性があると説明しています。PiのKYBリスト(minepi.com/kyb-list)には、Piが認める取引所とオンランプが載っており、リスト外の事業者には注意するよう呼びかけています。価格を見るときは「これはどの商品の価格か」を必ず問い直してください。違いの見分け方はPiが取引できる取引所のガイドにあります。

値動きの節目

チャートを一言で言えば、急騰、長い下落、そして落ち着かない底値圏です。以下の日付つきの出来事は、CoinMarketCapとPiの公式発表に基づいています。初日の価格などは二次情報です。

  • 2025年2月20日 — Open Networkが始まり、OKX、Bitget、MEXC、Gateが同日にPIの取引を開始。OKXの最初の値は約1.47ドルと報じられています(二次情報)。
  • 2025年2月26日 — CoinMarketCap上の史上最高値2.98ドル(CoinGeckoでは2.99ドル)。ローンチの6日後です。
  • 2026年年央 — 二次情報によると、6月の時価総額は約14.8億ドルで、PIは0.10ドルを上回っていました。
  • 2026年7月14日 — CoinMarketCap上の史上最安値0.07072ドル。
  • 2026年9月下旬〜10月上旬 — CoinGeckoの終値は約0.081〜0.093ドルの範囲で推移し、10月3日に時価総額が10億ドルを下回りました。

この流れを素直に読むと、ローンチ直後の急騰は、市場に出回るコインが少なく、関心が極端に高かった時期に起きたものです。その後の下落は、そもそも需要があるのかを繰り返し試される過程でした。KYCの期限や上場など、各局面の出来事はPi Coinニュースと時系列で追えます。

出来高が薄い市場では、すべてが変わる

時価総額は価格×流通量です。流通量が約112.4億PIなら、0.082ドルで約9.2億ドルになります。同じページの1日の出来高は約280万ドルでした。時価総額の約0.3%しか1日で売買されていない計算で、上位100位に入る資産としては極端に低い水準です。

  • 約0.082ドル2026年10月12日の相場(CoinGecko、CoinMarketCap)
  • 約9.2億ドル同日の時価総額
  • 約280万ドル同日の24時間出来高
  • 約97%2025年2月の史上最高値からの下落率

出来高が小さいと、実務上2つの影響が出ます。数千ドル規模の成行注文でも価格が不利な方向に動くことがあり(スリッページ)、チャート上の気配値はあなたの約定価格ではありません。また、静かな日に数%動いても、それは市場心理というより単独の売り手の影響かもしれません。流通量そのものが推計値であることと、時価総額・完全希薄化後評価額との関係は供給量のガイドで説明しています。

価格を動かす要因

繰り返し現れる要因はいくつかあり、どれも不思議なものではありません。いちばん強いのは取引所へのアクセスで、上場、上場廃止、新しい法定通貨ペアが「誰が買えるか」を変えます。2025年2月の上場、2026年3月のKraken、2026年5月のOKXの米国向け開放は、いずれもアクセスに関する出来事でした。この調査時点では、Binance、Bybit、CoinbaseはPIを取り扱っておらず、その不在が流動性の薄さの一因になっています。

2つ目は新規供給です。コインは、PioneerがKYCを完了し、メインネットへ移行し、14日間の保留期間を終えたときに市場に出てきます。ロックアップが満了したときにも、また出てきます。月ごとのアンロック量として報じられている数字はアンロックスケジュールのページにあります。計算は単純で、買い手より多くのコインが出てくれば、価格は下がりやすくなります。

3つ目はプロジェクトのニュースで、期待外れに終わることも多くあります。プロトコルのアップグレード、App Studioの変更、本人確認サービスのPiVerify、2026年10月のステーブルコイン投稿(Open Standardとの検討段階で、ローンチ日は未定)などは、短い反応にとどまりがちです。そこに、暗号資産市場全体の地合いと、ベトナムや中国の当局・団体による警告のような悪材料が重なります。批判の詳細はパイコインは詐欺?で扱っています。

日本円での見方:円価格は「計算値」にすぎない

日本の読者は円建ての価格を知りたいはずですが、その数字は計算値です。金融庁の登録一覧(2026年9月1日時点、27社)では、国内の登録業者の取扱銘柄にPIはありません。PIは海外の取引所でUSDTや米ドルを相手に取引されているので、円での価格は「ドル価格×為替レート」です。たとえば説明用に1ドル=150円と仮定すると、0.082ドルは約12円、1,000PIは約12,300円です(実際のレートは異なります)。

保有量(PI)0.082ドルの場合のドル換算1ドル=150円と仮定した円換算
1,000約82ドル約12,300円
10,000約820ドル約123,000円
100,000約8,200ドル約1,230,000円

この表は、価格と為替の仮定から機械的に計算した目安であり、売却して受け取れる金額ではありません。「画面上の価格」と「口座に入る金額」の差は、1日の値動きより大きくなることがあります。手数料、USDTから円へ替える段階、プラットフォーム自身のレートがその間に入るからです。税の扱い(日本では所得税、国税庁のタックスアンサーNo.1524)を含め、日本での具体的な事情は日本でのPi Coinをご覧ください。

価格を2分で自分で確かめる方法

  1. CoinGeckoとCoinMarketCapのPIのページを開き、価格、24時間の出来高、スナップショットの時刻を控えます。
  2. PiのKYBリストに載っている取引所のPI/USDT板を開き、買い気配と売り気配を比べます。差が大きいほど、表示価格より不利な値段で約定します。
  3. 銘柄名が「Pi」または「Pi Network」であり、「Pi [IOU]」ではないことを確認してから、相場や出金オプションを信用します。
  4. 出来高を時価総額で割って流動性を把握し、7日・30日の値動きも1日の動きと比べます。

価格は大きな判断の一部にすぎない

価格のページだけでは、買うべきか、持つべきか、売るべきかは分かりません。投資助言も行いません。できるのは前提を整理することです。PIは小さく変動の大きな資産で、価値は未証明の需要に左右されます。Piはブログで「6,000万人超のアクティブなPioneer」を挙げていますが、自己申告で第三者による検証はありません。アプリで貯めた移行前のコインしか持っていない場合、市場価格は参考値であり、使える残高ではありません。取引所経由でPIを持ちたい場合の経路と注意点は、パイコインの購入方法にまとめました。

相場と手数料を先に比べてみる本人確認が必要で、利用可否は国によって異なります。PIをIOUとして扱う商品もあるため、支払い前に商品名を確認してください。
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今後の値動きの見方を知りたい方は、予想を「答え」ではなく仮定として扱うパイコインの価格予想も続けてお読みください。

よくある質問

パイコインの今日の価格はいくらですか?

2026年10月12日時点で、CoinGeckoとCoinMarketCapのどちらも約0.082ドル、時価総額は約9億2,000万ドルでした。最新の相場は記事上部のライブウィジェットが正確です。表示される数字は取引所の気配値であり、公式な価値や保証された価格ではありません。

パイコインの価格がサイトごとに違うのはなぜですか?

トラッカーごとに集計対象の取引所と重み付けが違うためです。2026年10月12日にはCoinGeckoで85位、CoinMarketCapで71位と、順位も異なっていました。Krakenはユーロなど別通貨で表示します。出来高が薄いため、取引所ごとの価格差も出やすくなります。

パイコインの史上最高値はいくらですか?

CoinMarketCapでは2025年2月26日の2.98ドル(CoinGeckoは2.99ドル)で、Open Network開始の数日後でした。2026年10月12日時点のPIは、この高値から約97%低い水準です。

パイコインを日本円にすると、いくらになりますか?

PIは主にUSDTや米ドルで取引されるため、円の価格はドル価格に為替レートを掛けた計算値です。たとえば1ドル=150円と仮定すると、0.082ドルは約12円です。日本の国内取引所では取り扱いがなく、実際にその価格で円に替えられるとは限りません。

パイコインが300ドルを超えたことはありますか?

300ドル超の表示は、一部の取引所が売っていたIOU(ローンチ前の預かり証)の価格で、Piメインネット上のPIの価格ではありません。Pi自身の資料にもそのような価格は登場せず、本物のトークンがその水準で取引されたことはありません。

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